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2017年10月16日 (月)

今は昔・・・アンテナの話です

随分と久々の更新となってしまいました。別に忘れているわけでも飽きたわけでもないのですが、一気に書き過ぎて息切れしていたのが正直なところです。
・・・さて、今回はBCLブームの頃に張っていたアンテナの話です。

私が中学~高校生だったBCLブームの頃、実は2か所の家で生活をしていました。家が小売の商売やっていた関係上、日中はその小売店の裏の小さな木造の家で生活。そして夜間及び店が休みの日は徒歩5分ぐらいの鉄筋マンションでの生活です。(単に店の裏側は祖母が住んでいて、マンションでは両親含む家族が住んでいたという理由によるもので、深い意味はありません)そして、BCLシャックもこの2か所に設置していたのです。
木造の家は、高さ・広さともに無いため、小規模なアンテナしか張れません。まずは10メートルほどのビニル線を天井に這わせたようなアンテナから始め、最終的に愛用していたのは、松下電器の3メートル垂直アンテナです。(これはもちろん外に出していました)当時このアンテナはそれなりに評判が良かったのですが、やはり基本的に高さが無いことから、そもそも電波が届いていなかったのか、夕方の中南米や早朝のアフリカ局など殆ど何も受信できず、空の状態が良いときに常連局が何とか入感する・・・というレベルでした。(大阪市内にしては意外にノイズレベルは高くなかったのですが)
一方マンションの方は、鉄筋ですので室内でアンテナを張っても当然ながら殆ど受信できず、もっぱらBCLは良いロケーションとは言えないものの、木造の家の方で楽しんでいました。
ところがある日、マンションの方は屋上に自由に出入りができ、アンテナを勝手に張っても良さそうなことに気付いたのです。(まぁ大らかな時代です。今どきは飛び降り予防のためか屋上への出入りなどできないマンションが多いですし、アンテナ設置にしても厳しい制限があるのが一般的でしょう)
早速大阪日本橋に向かい、100メートル以上の太目のビニル線を買ってきました。そのビニル線をマンションの屋上の柵を一周させるようにして這わせ、長さだけは本格的なロングワイヤーアンテナを、都会のど真ん中に設置したのです。(当時から、都会で大きなアンテナ張るのはNGというのが定説でしたので、随分無茶なことにチャレンジしたものです)

その頃はFRG-7あたりをメインに使っていましたが、長すぎるアンテナによる悪影響は殆ど感じられず、今まで影も形もなかった夕方の中南米局が面白いように入感するようになったのです。さらに、このアンテナは副産物というか、もう1つのメリットを提供してくれました。同軸などのシールド線ではなく、普通のビニル線を張っていたためか、結果的にマンション室内の電界強度が上がったのか、ロングワイヤーを直結していない他のBCLラジオのロッドアンテナでもそれなりに受信できるようになったのです。
こうした経験は、BCL活動は受信機よりまずアンテナを改善すべきということを身を持って理解することにもつながりました。(もちろん、短波誌等で知識としては知っていましたが、受信機さえグレードアップすれば・・・という気持ちも強かったのです)
そして当時、こんな場所に張ったロングワイヤーでこれだけの効果が出るなら、北海道などで数百メートルのロングワイヤーを張ればどんな受信状態になるのだろう・・・と夢みていたものです。

但し、こんな乱暴なアンテナが有効だったのも1970年代あたりの、空中状態が良かった頃ならでは。今なら、ALA1530などの小型で効率の良いアンテナや、303WAなどのローノイズのアンテナを張らなければ実用的な状態にならないロケーションが大半と予想されます。
これらの最近のアンテナについては、また別の機会にお話ししたいと思っています。

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