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2017年5月16日 (火)

ラジオ・受信機の思い出 ~その21 買ってみたら意外に良かったICF-SW77

ICF-SW77は、SW55とともにソニーが出した最後の本格派BCLラジオではないかと思います。名機ICF-2001Dの直系にあたる機種ということで、その実力の程も大いに期待できるところです。
Icfsw77
・・・なのですが、1990年代にこの機種のことをネットでいろいろ情報収集していると、結構散々な評価でした。特に目立ったのが、「内部雑音が多い」というところです。また、せっかく2001Dが素晴らしい同期検波機能を搭載しているのに、このSW77の同期検波はイマイチだという評判もあります。さらに、経年変化でコンデンサが液漏れして基盤を腐食させるという問題があるとか・・・。特に最後の問題は致命的で、メインの回路に重篤な症状を引き起こしてしまうことになります。ICF-2001Dのサージ電流によるFET破壊程度とはレベルが違います。

このような評判だったため、興味はあったものの購入をためらいながら年月は過ぎていきました。発売は1991年でしたが、実際に購入したのは2000年以降で、生産中止になる少し前だったと思います。
当時、7600GSを既に保有していましたので、同じような機種である7600GRだと面白くないなと思い、このSW77が候補にあがってきたのです。兄弟機でもあるSW55とは悩みましたが、やはりフラッグシップ機をと思い、このSW77を購入しました。(それに、SW55は既にカタログ落ちしていたような気もします)
正直、あまり期待はしていなかったものの、当時出ていたソニーのBCLラジオとしては最高峰ですから、興味を持ちながら使い始めることになります。

・・・結果、私の評価としては「excellent!」ということになりました。ICF-2001DがBCLラジオ最高の名機であるという評価には変わりはありませんが、それと同等レベル。同期検波は確かに及ばない印象でしたが、選択度はこちらの方が上だと思います。内部雑音が多いという評判でしたので覚悟していましたが、「どこが?」と思うぐらい静かでした。おそらく最終ロット近い製品でしたし、様々な不具合が改善されたモデルだったのだろうと思います。現行機の7600GRは、極限レベルのDXingには力不足な気もしますが、このICF-SW77は、そういったニーズにも応えられる実力を持っていると思いますし、もう少し長く販売して欲しかったBCLラジオですね。

なお、私のICF-SW77は箱に戻した状態で10年以上が経過しています。コンデンサの液漏れ現象も後期ロットでは対策されていると聞きますし、まったく通電していなくても起こる現象なのかは定かではないのですが、次回通電時に元気よく音を聴かせてくれたらなと祈っているところです。

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